北海道トンボ 採用サイト制作
北海道トンボ採用サイト北海道トンボ株式会社は、制服業界で唯一、道内に生産子会社を有するアパレルメーカーであり、学校制服や学校体育衣料を中心とした生産・販売会社です。
プロジェクトの背景
これまで求人媒体に依存した採用活動を続けていたものの、応募数の減少や高額な媒体手数料が課題となっていました。
「単にエントリー数を増やすのではなく、自社の価値に共感し、長く活躍してくれる人材と出会いたい」
そんな想いから、北海道トンボ様の企業カルチャーや働く人の魅力を丁寧に伝える“共感型”の採用サイトを目指し、本プロジェクトがスタートしました。
制作におけるポイント
「北海道トンボらしさ」を軸としたストーリーデザイン
会社の歴史、理念、地域とのつながりなど、企業としてのストーリーを丁寧に可視化。
デザインする上で一番伝えたかったこと、それは北海道トンボの想いと世界観でした。皆さんそれぞれに服やユニフォームへの想いや考え方があり、楽しそうに働いていいらっしゃったためです。そこでまずは服・アパレル・ファッションといった業界イメージを与えるデザインを模索するも、どこか北海道トンボの良さが出せない。企業感がない、そう感じたデザイナーの私は、もっと採用サイト感のあるややカッチリとしたデザインをベースに組み直しました。そうしてできた最終稿では、新卒の世代に制服・ユニフォームの世界を魅力的に感じてもらえるよう、堂々としたタイポグラフィをベースに、北海道トンボの世界観を掛け合わせたモダンなデザインに仕上げました。
応募前の不安を払拭する、親しみやすい導線設計とリアルな社風の訴求
初めての就職活動でも安心して情報収集ができるよう、「数字で見るコンテンツ」や「研修制度・福利厚生紹介」といった視覚的かつ直感的に理解しやすい下層コンテンツを設計しました。若い世代が重視する「働く目的(パーパス)」や「成長できる環境」「自分らしく働ける制度」などをわかりやすく整理し、企業の魅力を具体的に伝えています。また、社員インタビューや現場の写真を多数掲載することで、言葉だけでは伝えきれない職場の雰囲気や働く人のリアルな姿勢を表現。応募前の「実際どうなんだろう?」という不安や疑問に対し、親しみやすく、等身大の目線で答える導線を意識しました。
“興味が湧く”、“共感できる”、“安心できる” そんな体験設計により、応募者との良質なファーストコンタクトを実現しています。
今後の取り組みについて
現在は新サイトを基盤に、Meta広告やIndeed広告などのデジタルマーケティング施策を連携させ、より質の高いエントリー獲得を目指しています。
今後も“共感を軸にした採用”の強化に向け、企業と求職者をつなぐコミュニケーション設計を支援してまいります。