【講師インタビュー】 「デザイン基礎」担当講師に聞く、これからのクリエイターに必要な学びとは?
札幌デジタル&どうぶつ・医療・観光専門学校では、学生一人ひとりが社会で活躍できる力を身につけるために、業界経験豊富な講師陣による実践的な授業が行われています。今回は、「デザイン基礎」科目を担当している講師にインタビュー。基礎から始めるデザイン学習の重要性と、授業に込めた想いを伺いました。
デザイン基礎の授業では、どのようなことを教えているのですか?
長濱
まずはデザインの“考え方”を理解するところから始めます。
配色、レイアウト、タイポグラフィといった基礎的な座学を通して、学生たちに「見る力」と「伝える力」を育ててもらっています。加えて、Adobe Illustratorを使った実践演習も行っています。例えば広告バナーのクリエイティブデザインなど、デザインの基礎にも見えますが色んなアイデアや工夫がつまったバナーデザインをまずは取り組んでいただいています。
なぜ“基礎”がそれほど大事なのでしょうか?
長濱
基礎はすべての土台です。SNSやYouTubeなど、表現の場がどんどん広がる今こそ、「なんとなくカッコいい」だけじゃ通用しない時代。
例えば、情報をどの順番で見せるべきか、色にはどんな心理的効果があるか——
そういったことを論理的に理解して使える人材が、業界で求められています。だからこそ、基礎をしっかり身につけることが、結果的に“個性”をより強く輝かせることにもつながるんです。
授業を通して、どんな力を身につけてほしいですか?
小林
「ちゃんと伝えるデザイン」をつくる力ですね。
デザインは「自己表現」だけじゃなく、「相手に届ける」ための手段です。なので、「このデザインは誰のためのものか?」「どうすれば伝わりやすくなるか?」といった視点の持ち方を重視しています。学生たちには、自分の作品にちゃんと理由を持って語れるようになってほしいと思っています。
学生たちの成長を感じるのは、どんなときですか?
小林
やっぱり、自分の頭で考えてデザインに落とし込めるようになった瞬間じゃないですかね。よくやりがちですが、「なんとなくカッコいいからこの色を使った」というような感覚的にデザインをしている人が現役のデザイナーでもいらっしゃいますが、デザインの言語化ってとても重要なことだと思っています。授業を通して「この配色はこういう印象を与えるから選んだ」とか、「このレイアウトにしたのは視線の流れを意識したから」と、デザインに“理由”をつける癖づけが、少しずつできていると感じたときは成長しているなと思いますね。
そうやって、感覚に頼るだけじゃなく、ちゃんと意図を持ってデザインできるようになってきたときは、「成長してるな」と感じますし、何より本人たちの表情もどんどん自信に満ちてくると思います。
最後に、これからデザインを学ぶ人へのメッセージをお願いします。
長濱
「センスがないから自信がない」と言う人も多いですが、デザインは“学べる技術”です。もちろん経験も大切ですが、それ以上に「なぜそうなるのか」を理解する力が大事。つまり、誰でもしっかりと学べば、確実に上達できる分野なんです。最初はうまくいかなくても、基礎をおろそかにせず、ひとつひとつ丁寧に積み上げていくことが、必ず将来の力になります。だからこそ、焦らず、楽しみながらデザインに向き合ってほしいですね。
小林
Web媒体のデザインは、センスも勿論大事ですがどちらかというと設計に近かったりします。長濱からもありましたが、私には無理…とあきらめずにまずはチャレンジしてみてください。やらずに後悔するのと、やってから後悔するのとでは得られるものが全然違いますから、まずやってみる精神を大事に取り組んでみてはいかがでしょうか。なんか話若干脱線したのでこのへんで笑
今、デザインに興味がある・挑戦してみたいそんなあなた、是非一度サツデジのオープンキャンパスへ足を運んでみてはどうでしょう。
札幌デジタル&どうぶつ・医療・観光専門学校
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