プロジェクト概要

経専学園様が運営する各校のWebサイトは、お問い合わせやオープンキャンパス申込の際にユーザーが離脱しやすいという課題がありました。
また、TOPページからの高い離脱率や、必要情報の不足、サイト解析の不足により、訪問者の行動を適切に分析・改善することが難しい状況でした。
各校のサイト運用が統一されておらず、サイト管理の属人化も見られ、運用上の課題がございました。

※リニューアル前のサイトデザイン

サイトリニューアルの目的

経専学園様のサイトリニューアルでは、「お問い合わせ・オープンキャンパスお申し込み数の増加」と「学生が求める情報を的確に伝えるコンテンツの充実」を主な目標としました。学生の関心やニーズに応えることで、親近感をもってもらい、来校やお問い合わせ数増加を図りました。

リニューアル前の課題

リニューアル前は、下記のような課題がありました。

• お問い合わせやオープンキャンパス申込フォームの入力項目が多く、離脱につながっていた。
• TOPページでの離脱率が高い。
• 学生が一番知りたい重要ページの情報が乏しく、行動（お問い合わせや来校）に繋がっていなかった。
• どの経路からの集客が多いのか、サイト解析ができていなかった。

課題に対する解決策

01. フォーム項目の最適化（EFO）

お問い合わせやオープンキャンパス申込フォームの入力項目を整理し、入力負担を軽減。これにより、離脱率の低下を図りました。

02. 主要ページの情報整理

主要ページのコンテンツを充実させ、情報がわかりやすく伝わるようデザインを改善しました。これにより、学生が知りたい情報にアクセスしやすくなり、行動を起こす導線を強化するとともに検索エンジンからの評価も高まることが期待できます。

03. ターゲット別のドロワーメニューの実装

サイト設計時に、高校1.2年生と高校3年生とで見たいページが異なると仮定。ボリュームのあるサイトでの回遊で与えてしまうストレスを軽減するべく対象者別で切替えのできるドロワーメニュー（ハンバーガーメニューをタップした際に表示されるメニューパネル）を実装し、目的のページへスムーズに遷移できるよう工夫いたしました。

04. 解析ツールを導入

解析ツールを導入し、サイト流入経路やコンバージョン率（CVR）を検証・改善できる仕組みを構築しました。

ユーザビリティを考慮したリデザイン

各校それぞれに独自性や個性があるため、オーダーにあったご意見を尊重しつつ、エンドユーザーに寄り添ったモダンで使いやすいサイトを模索いたしました。
また、今回のリニューアルではモバイルファーストを重視し、旧サイトでは弱かったレスポンシブ面を強化いたしました。ターゲットが利用している端末の大半がスマートフォンでの閲覧であるため、スマートフォンからの閲覧でもユーザビリティを保ちながら、各学校のブランディングも強化し、視覚的にも統一感を持たせるデザインを採用。ユーザーにとって見やすく操作しやすいサイトをご提供いたしました。

デザイン： 小林

プロジェクトの成果

リニューアル後のサイトでは、訪問者が求める情報へのアクセス性が向上し、各ページの滞在時間が伸びたことが確認されました。
また、フォームの改善により、離脱率の低減と申し込み数の増加が見られました。定期的なサイト解析をもとにPDCAを実行し、引き続き効果的な運用をサポートしています。